gmshで有限要素法用のメッシュを作るときのTips [電子工作・プログラミング]

昔は直方体一つ作るにも随分な作業量が必要で必要でしたが、ver.3からOpenCASCADE kernelが使えるようになり、boxコマンド一発で直方体が作れるようになりました。
GUIはSalomeなどの方が親切なようですが、いったん出来上がったモデルの寸法をコマンドラインから変えたりできてそれはそれで便利なので、gmshを少しだけ使ってみました。
そこで、使う上で便利(というかまともなユーザビリティを得るために必要)と思ったことをメモします。

☆いくつかの要素が一体に形成されたメッシュが欲しい
 → Box, Cylinderなどを配置した後、最後にCoherence; もしくはBooleanFragmentsを行う。
   今回使ってみようと思った動機であり、各要素の重なった面・領域で分割をしつつ重複した面を結合し、一体の結合した領域が得られる。

☆境界や領域の番号を見たい
 → Tools->Options->Geometry->Visibility->Surface labelsやCurve labelsのチェックをONにする。Label typeをElementary tagsにする。

☆境界番号の文字が小さくて見えない!
 → Tools->Options->General->Aspect->Default fontの値を大きくする

☆境界番号の文字の色が見えない!
 → Tools->Options->Geometry->Color の中の色を変更する。SurfaceやVolumesを変えたいことが多いと思う。

☆コンソールの文字が小さい!
 → 起動時、gmsh -fontsize 18などとする

☆立体をどの面からみているか分からなくなった
 → Tools->Options->General->Aspect->Projection mode をperspectiveにする

☆メッシュの向きを知りたい
 → メッシュ作成した後、Tools->Options->Mesh->Visibility->Normals and tangentsの値を大きくする

等々。気付いたら追記していきたいと思います。

11月15日21時37分
fartrip

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